秋田犬はその凛々しい姿や忠誠心の強さから、多くの人に愛されている犬種です。しかし、大型犬ならではの特性があり、飼うにはしっかりとした覚悟が必要になります。
例えば、力が強いため散歩時のコントロールが難しかったり、しつけに時間がかかったりすることがあります。さらに、食事量が多く、日々の飼育費用も決して安くはありません。こうした特徴を理解せずに飼い始めると、思わぬトラブルに直面することになりかねません。
この記事では、秋田犬を飼う前に知っておくべき6つのポイントを解説します。事前にしっかりと準備し、愛犬との生活をより良いものにしていきましょう。
この記事で分かること
- 秋田犬を飼う前に覚悟すること
- 秋田犬を飼う前に準備すること
- 秋田犬を飼うことの難しさ
- 秋田犬のしつけ方法
- 秋田犬を飼う際に気を付けること
秋田犬を飼うなら覚悟すること6選

- 体格が大きく力強い
- 抜け毛が多い
- 食事量が多い
- 狩猟犬としての危険性
- しつけの難しさ
- 多くの運動量が必要
体格が大きく力強い
秋田犬は日本犬の中でも特に体格が大きく、力強い犬種です。成犬になるとオスで30〜40kg、メスでも25〜35kgほどになります。これは中型犬や小型犬とは比べものにならない大きさです。
そのため、散歩のときにしっかりとリードを握っていないと、急に走り出した際に飼い主が引きずられてしまうこともあります。力が強いため、小さな子どもやお年寄りが散歩をする際は特に注意が必要です。
秋田犬を飼うなら、大きな体をコントロールできるだけの力や知識が求められます。しつけや訓練をしっかり行い、安心して暮らせる環境を整えましょう。
抜け毛が多い
秋田犬はダブルコートと呼ばれる二重構造の毛を持っており、特に春と秋の換毛期には大量の毛が抜けます。毎日のブラッシングをしないと、家の中が毛だらけになってしまうこともあります。
さらに、抜け毛が多いことで掃除の手間も増えます。カーペットやソファに毛が絡まるため、こまめな掃除が欠かせません。特にアレルギーを持っている人がいる場合は、注意が必要です。
秋田犬を飼うなら、抜け毛対策としてブラッシングや掃除の時間を確保する覚悟が必要です。快適に暮らせる環境を整え、適切なケアを心がけましょう。
食事量が多い
秋田犬は大きな体を維持するために、たくさんの食事が必要です。成犬の場合、一日に与えるドッグフードの量は約500g〜700gほどになります。これは小型犬の数倍にもなります。
食事の量が多いということは、当然ながら食費もかかります。一般的なドッグフードを与えた場合、毎月1万円以上の費用が必要になることも珍しくありません。さらに、健康管理のために質の良いフードを選ぶと、さらにコストが上がります。
秋田犬を飼う際は、毎月の食費がどのくらいになるかを事前に把握し、長期間にわたって負担できるかどうかを考えておくことが大切です。
狩猟犬としての危険性
秋田犬はもともと狩猟犬として活躍していた歴史を持ち、本能的に強い警戒心と攻撃性を持っています。そのため、不用意に他の動物や知らない人に近づけると、吠えたり威嚇したりすることがあります。
特に、小さな動物や他の犬に対して攻撃的になる場合があるため、ドッグランや散歩中のすれ違いには十分な注意が必要です。しっかりとした社会化トレーニングを行い、他の動物や人と適切な距離感を学ばせることが大切です。
秋田犬を飼うなら、その持っている本能を理解し、トラブルを防ぐための対策を講じる覚悟が求められます。
しつけの難しさ
秋田犬は非常に賢い犬ですが、独立心が強く、頑固な一面もあります。そのため、しつけをする際に一筋縄ではいかないことも多いです。
特に、基本的な「待て」や「おいで」といった指示を無視することがあり、甘やかしてしまうと言うことを聞かなくなる可能性があります。飼い主がリーダーとしての立場をしっかり示し、一貫性のあるしつけを行うことが重要です。
しつけを成功させるためには、焦らず根気よく続けることが大切です。子犬の頃からトレーニングを始め、信頼関係を築きながら、しっかりとルールを教えていきましょう。
多くの運動量が必要
秋田犬は元々、狩猟や番犬として活躍してきた犬種のため、非常に体力があります。そのため、毎日の運動量も多く必要になります。
散歩は最低でも1日2回、それぞれ30分以上は必要です。さらに、ドッグランなどで思い切り走らせる時間を作らないと、運動不足になってストレスを溜めてしまいます。運動不足は問題行動の原因にもなるため、十分に体を動かせる環境を整えることが大切です。
秋田犬を飼うなら、毎日の散歩や運動の時間をしっかり確保できるかどうかを考えておきましょう。
秋田犬を飼う覚悟を決めたらすべきこと

- 家族のルールを決める
- 主従関係の築き方
- 飼育スペースの確保
- 揃えるべき必需品
- 自治体の飼育許可の有無(特定犬制度)
家族のルール
秋田犬を飼う前に、家族全員でルールを決めておくことが大切です。犬は一貫した対応をされることで安心し、正しい行動を覚えやすくなります。
特に秋田犬は頭の良い犬種なのでより一層、しつけには一貫性を持たせる必要があります。
例えば、「食事を与える時間や回数を統一する」「ソファやベッドに乗せるかどうかを決める」「吠えたときの対応を統一する」など、基本的なルールを決めましょう。家族の中で対応がバラバラだと、犬が混乱し、しつけがうまくいかなくなることがあります。
また、誰が散歩や食事の担当をするのかも事前に話し合っておくと、スムーズに世話ができます。秋田犬は賢いですが頑固な性格を持っているため、一貫性のあるしつけが何より重要です。
主従関係の築き方
秋田犬は賢い犬ですが、独立心が強いため、飼い主との信頼関係をしっかり築くことが大切です。主従関係を明確にしないと、自分がリーダーだと思い、指示を聞かなくなることもあります。
主従関係を築くには、まず基本的なしつけを徹底することが重要です。「おすわり」「待て」「おいで」といった指示を根気よく教え、飼い主の言うことを聞く習慣をつけましょう。指示に従ったら褒めることで、犬は「この人の言うことを聞けば良いことがある」と学びます。
また、散歩の際に飼い主が先に歩く、食事の前には必ず「待て」をさせるなど、小さな行動の積み重ねが信頼関係の構築につながります。秋田犬としっかり向き合い、信頼される飼い主を目指しましょう。
飼育スペースの確保
秋田犬は体が大きく、動くスペースをしっかり確保することが必要です。狭い部屋に閉じ込めるとストレスが溜まり、問題行動を引き起こす原因になります。
理想的なのは、広い室内または庭付きの家で飼うことです。室内飼いの場合は、大型犬用のベッドやケージを置けるスペースを確保し、犬が安心してくつろげる環境を作りましょう。屋外で飼う場合は、しっかりした囲いを設け、安全に過ごせる工夫が必要です。
また、滑りやすい床は関節に負担をかけるため、カーペットやマットを敷くのがおすすめです。秋田犬が快適に過ごせる環境を整え、ストレスのない生活を心がけましょう。
揃えるべき必需品
秋田犬を迎える前に、必要なものを準備しておくことでスムーズに飼育を始められます。特に重要なのが、食器、リード、首輪、寝床、ブラシなどです。
食器は安定感のあるものを選び、倒れにくい設計のものが理想です。リードと首輪は頑丈なものを用意し、大型犬用を選ぶと安心できます。また、寝床は体がすっぽり入るサイズのものを用意し、リラックスできる環境を整えましょう。
さらに、秋田犬は毛が多く抜けるため、ブラッシング用のブラシも必須です。定期的に手入れをすることで、毛の飛散を防ぎ、皮膚の健康を保つことができます。しっかり準備を整え、快適な生活をスタートさせましょう。
自治体の飼育許可の有無(特定犬制度)
地域によっては、秋田犬を飼う際に自治体の許可が必要な場合があります。これは「特定犬制度」と呼ばれ、大型犬や闘犬の飼育に制限を設ける制度です。
例えば、札幌市の場合、秋田犬、セントバーナード、ジャーマン・シェパードなどは特定犬として、鉄や金網などの堅固な柵を設置する必要があるなど遵守事項として定められていることがあります。その他にも茨城県や佐賀県なども特定犬制度が定められているため事前に自治体のルールを確認しておきましょう。
総括:秋田犬は飼うには覚悟が必要!ただし、信頼関係を気づければ最高のパートナーに

秋田犬を飼うなら覚悟すること6選
- 体格が大きく力強い
- オスは30~40kg、メスは25~35kg
- 力が強いため、散歩時に引きずられる可能性がある
- コントロールできる力や知識が必要
- 抜け毛が多い
- 春と秋の換毛期に大量の毛が抜ける
- 毎日のブラッシングとこまめな掃除が必要
- アレルギーがある人は注意が必要
- 食事量が多い
- 1日500g~700gのフードが必要
- 毎月の食費は1万円以上かかることもある
- 健康管理のため高品質なフードを選ぶとさらに費用が増える
- 狩猟犬としての危険性
- 警戒心が強く、知らない人や動物に対して威嚇することがある
- 他の犬に攻撃的になることもあるため、社会化トレーニングが重要
- 飼い主が適切にコントロールする必要がある
- しつけの難しさ
- 賢いが独立心が強く、頑固な性格
- 一貫性のあるしつけが必要
- 甘やかすと指示を聞かなくなるため、リーダーシップを持つことが大切
- 多くの運動量が必要
- 1日2回、30分以上の散歩が必須
- ドッグランなどで走らせる時間を確保する必要がある
- 運動不足はストレスや問題行動の原因になる
秋田犬を飼う覚悟を決めたらすべきこと
- 家族のルールを決める
- 食事の時間や回数を統一する
- ソファやベッドに乗せるかどうかを決める
- 吠えたときの対応を家族全員で統一する
- 主従関係の築き方
- 「おすわり」「待て」など基本的なしつけを徹底
- 飼い主がリーダーであることを犬に理解させる
- 散歩時は飼い主が先に歩くなど、日常の行動で関係を築く
- 飼育スペースの確保
- 室内飼いなら大型犬用のベッドやケージを用意
- 滑りにくい床材を使用し、関節に負担をかけない工夫が必要
- 屋外飼いなら安全な囲いを設ける
- 揃えるべき必需品
- 食器、リード、首輪、寝床、ブラシなどを用意
- 大型犬向けの丈夫なものを選ぶ
- ブラッシングをこまめに行い、抜け毛対策をする
- 自治体の飼育許可の確認(特定犬制度)
- 一部自治体では秋田犬を「特定犬」として指定
- 飼育に関するルール(柵の設置など)がある場合がある
- 事前に自治体の規則を確認し、必要な手続きを行う
参考文献
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