ベッドフレームは、毎日使う寝室の印象を左右する重要なアイテムです。しかし、素材やデザイン、サイズなど、選ぶべき要素はたくさんあり、どれを選べばいいのか迷ってしまいますよね。
そこで今回は、ベッドフレームの素材の種類と特徴を解説します。素材によって、見た目や使い心地、価格などが大きく異なるので、ぜひ参考にしてみてください。
ベッドフレーム選びは素材で決まる!失敗しない選び方
ベッドフレームは、寝室の印象を左右する重要なインテリアアイテムです。また、寝心地にも大きく関わります。そのため、ベッドフレームを選ぶ際には、素材にこだわることが大切です。
ここでは、ベッドフレームの素材ごとの特徴と、失敗しない選び方をご紹介します。
ベッドフレームの素材にはどんな種類がある?素材ごとの特徴を解説
ベッドフレームには様々な素材が使われますが、今回は以下の4つに絞って特徴を解説していきます。
木製フレームの特徴
木製フレームは、ベッドフレームの主流の素材の一つです。天然木を使用したフレームは、ナチュラルな風合いと温かみのある雰囲気が人気です。また、耐久性や断熱性にも優れているため、長く愛用できるメリットがあります。
スチールフレームの特徴
スチール製のベッドフレームは、スタイリッシュでモダンな雰囲気が魅力です。また、比較的安価でコンパクトなものも多いため学生や一人暮らしの方におすすめです。
レザーフレームの特徴
レザー製のベッドフレームは、高級感のある雰囲気が魅力です。また、耐久性や耐水性に優れているため、長く使い続けられます。
ファブリックフレームの特徴
ファブリック製のベッドフレームは、布製であるため肌触りが良く、柔らかい雰囲気が特徴です。また、デザインやカラーバリエーションが豊富なため、お部屋のコーディネートを楽しめるのも魅力です。
ベッドフレームの選び方とポイントを素材別に解説
ここではベッドフレーム素材の選び方のポイントを以下の各項目ごとに解説します。
・価格
・通気性
・重量
※それぞれシングルサイズベッドを基準にしています。
価格
木製フレーム
木製フレームの価格帯は、プリント化粧繊維板などの安価なものから、無垢材の高級なものまで幅広くあります。
プリント化粧繊維板
プリント化粧繊維板は、木材の繊維を板状にしたもの(繊維板)に、木目調のプリント紙を貼って仕上げたものです。木製フレームの中では最も安価な素材です。
プリント化粧繊維板のベッドフレームは、1万円以下から購入することができます。
無垢材
無垢材は、1本の木から切り出した天然木です。木目や節などの自然な風合いが魅力です。
無垢材のベッドフレームは、耐久性も高く、長く愛用することができます。ただし、価格は高価です。無垢材のベッドフレームは、10万円以上するものもあります。
スチールフレーム
スチールフレームは、軽量でシンプルなデザインが特徴で、比較的安価に購入することができます。ヘッドボードやフットボードなどの装飾が施されたものになると、価格が高くなります。
価格は1万円以下から2万円程度のものが多く、ベッドフレーム素材の中でも最も安価に購入できます。
レザーフレーム
レザーベッドフレームは、高級感があり、おしゃれなデザインのものが多く人気があります。しかし、その分価格も高めというイメージがあります。また、合皮か本革かによって価格帯も変わってきます。
合皮
合皮は、ポリウレタンやポリ塩化ビニルなどの合成樹脂で作られた素材です。本革に比べて比較的安価なものが多いのが特徴です。価格は安価なものであれば2万円台から購入できるものもあります。
本革
本革は、天然の牛皮や羊皮などの革を使用した素材です。耐久性や高級感に優れているのが特徴です。価格は10万円以上しているものが多くベッドフレーム素材の中でも最も高価なものになります。
ファブリックフレーム
ファブリックフレームは、柔らかな印象を与えるデザインが特徴です。デザインや色も多くの種類があるため価格にはばらつきがあるのも特徴です。
安価なものであれば1万円台から、高価なものであれば5万円~しているものもあります。
通気性
ベッドフレームを選ぶ際には、通気性も重要なポイントです。通気性が悪いと、布団やマットレスの湿気がこもり、カビやダニが発生しやすくなります。また、寝ている間に発生する汗や湿気も、布団やマットレスの下でこもってしまうため、快適な睡眠を妨げてしまいます。
木製フレーム
木製フレームは、通気性の良い素材として知られています。木材は、空気中の水分を吸収・放出する性質があり、布団やマットレスから発生する湿気を適切に排出することができます。
スチールフレーム
スチールフレームは、パイプ状の金属を組み合わせて作られています。そのため、パイプの隙間から空気が通り抜けるため、マットレスと床板の間の通気性が良く、湿気やカビの発生を抑えることができます。
レザーフレーム
レザーフレームは、水分を吸収しにくい性質があり、布団やマットレスから発生する湿気が溜まりやすくなります。そのため、カビやダニが発生しやすいため、レザーフレームはすのこの床板などの通気性の良いものと組み合わせて使用することをおすすめします。
ファブリックフレーム
ファブリックフレームは、木製フレームには劣りますが比較的通気性が良い素材です。布が使われているため、空気の通り道が多く、湿気がこもりにくいため、カビやダニの発生を防ぐことができます。
重量
ベッドフレームを選ぶ際には、デザインやサイズだけでなく、重量も考慮しましょう。特に、模様替えや引っ越しの際には、ベッドフレームを移動する機会が増えるため、事前に確認しておくと安心です。
木製フレーム
木製フレームは、重量が重く、移動が難しい傾向にあります。
木製フレームの中でも、無垢材で作られたものは、特に重量が重くなります。また、木材の種類によっても重量は異なり、硬い木材ほど重くなります。
スチールフレーム
スチールフレームは、パイプベッドとも呼ばれておりパイプの中身が空洞のため、軽量で移動しやすいのが特徴です。また、キャスター付きのフレームもあるため引っ越しや模様替えが多い人はキャスター付きを選ぶと良いでしょう。
レザーフレーム
レザーフレームは、土台を木材で作り、革で装飾しているものが多く、木材やスチールに比べて重くなる傾向があります。また、合皮より本革の方が重量があるため革の素材によっても違いがあります。
ファブリックフレーム
ファブリックフレームもレザーフレームと同様に土台と木製で作っていることが多く、木材と同程度の重量感になってきます。
項目別比較表
ここまででシングルサイズベッドを基準に選び方のポイントを解説しました。各メーカーによって違いがあるのであくまで目安として参考にしてください。
以下に項目別に選び方のポイントを比較表にまとめました。
総括:ベッドフレームの素材の選び方のポイントはこれ!
この記事の要点を箇条書きでまとめます。
- ベッドフレーム選びの重要性:
- 寝室の印象を左右する重要なアイテムであり、素材やデザイン、サイズなどの要素が選び方に影響を与える。
- ベッドフレームの素材ごとの特徴:
- 木製フレーム:
- 天然木を使用しており、ナチュラルで温かみのある雰囲気が特徴。
- 耐久性と断熱性があり、長期間愛用できるメリットがある。
- スチールフレーム:
- スタイリッシュでモダンな雰囲気があり、比較的安価でコンパクト。
- レザーフレーム:
- 高級感があり、合皮と本革の違いにより価格帯が変動。
- 耐久性と耐水性に優れており、長期間使える。
- ファブリックフレーム:
- 布製で柔らかい雰囲気があり、デザインやカラーバリエーションが豊富。
- 木製フレーム:
- ベッドフレームの選び方のポイント(素材別):
- 価格:
- 木製フレーム:プリント化粧繊維板は1万円以下から、無垢材は10万円以上。
- スチールフレーム:1万円以下から2万円程度。
- レザーフレーム:合皮は2万円台から、本革は10万円以上。
- ファブリックフレーム:1万円台から5万円以上。
- 通気性:
- 木製フレーム:通気性が良く、湿気を適切に排出できる。
- スチールフレーム:金属のパイプ構造により通気性が良く、湿気やカビの発生を抑える。
- レザーフレーム:通気性が低く、湿気がこもりやすいため通気性の良い床板との組み合わせを推奨。
- ファブリックフレーム:木製に比べ劣るが、比較的通気性が良い。
- 重量:
- 木製フレーム:特に無垢材は重く、移動が難しい。
- スチールフレーム:パイプ構造で軽量、キャスター付きのものもある。
- レザーフレーム:重くなりがちで、素材によって違いがある。
- ファブリックフレーム:重量感は木製に近く、重いことがある。
- 価格:
以上、ベッドフレームの素材についてまとめました。ベッドフレーム選びで困っている方のお役に立てれば幸いです。
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