ふわふわの毛並みと賢そうな顔立ちが魅力的なシェルティとコリー。 ドッグランや散歩中などで見かけると、その優雅な姿に思わず目を奪われてしまいますよね。 しかし、この2つの犬種は本当によく似ています。
特に犬に詳しくない方からすると、シェルティを見て小さいコリーだと思ったり、コリーを見て大きなシェルティだと感じたりすることも珍しくありません。 実は私自身も、最初に彼らを見たときはその違いがわからず、どっちがどっちだろうと不思議に思った経験があります。
でも、じっくり調べてみると、この2つの犬種には大きさ以外にもたくさんの興味深い違いがあることがわかりました。 歴史的背景や性格の傾向、そして一緒に暮らす上で知っておきたいポイントなど、シェルティとコリーにはそれぞれの個性と魅力が詰まっています。
この記事では、シェルティとコリーの違いについて、見た目から内面まで詳しくお話ししていきます。 これから新しい家族として迎えようと考えている方はもちろん、ただ純粋に彼らの魅力をもっと知りたいという方も、ぜひ最後までゆっくりと読み進めてみてくださいね。 読み終わる頃には、あなたもきっとシェルティとコリーの違いを完璧に見分けられるようになっているはずですよ。
この記事のポイント
- シェルティとコリーの決定的なサイズと体重の違い
- 見た目で見分けるための体格や顔立ちのポイント
- 穏やかなコリーと活発なシェルティの性格の差
- 寿命や健康管理におけるそれぞれの特徴
- 初心者にとっての飼いやすさと運動量の比較
シェルティとコリーの違いを徹底比較!見た目とサイズの見分け方

- 大きさや体重の圧倒的な差で見極める
- 顔つきやマズルの長さで見分けるポイント
- 毛色の種類と被毛の質感の違いとは
- 牧羊犬としてのルーツからくる骨格の差
大きさや体重の圧倒的な差で見極める
シェルティとコリーを一番簡単に見分けるポイントは、やはりその大きさです。シェルティの正式名称はシェットランドシープドッグといいますが、体高はおよそ33センチから40センチほどで、体重も10キロ前後の子が多いのが特徴です。人間の膝丈くらいの高さなので、中型犬の中でも比較的コンパクトな印象を受けるでしょう。
一方で、コリーは大型犬に分類されるサイズ感を持っています。体高は60センチ前後、体重は20キロから30キロほどにもなるため、シェルティと並ぶとその差は歴然です。数字で見るとシェルティの倍以上のボリュームがあることがわかりますね。この圧倒的なサイズの差を知っているだけでも、もう街中で見かけて迷うことはなくなるはずです。
顔つきやマズルの長さで見分けるポイント
パッと見ただけでは同じような顔立ちに見える2頭ですが、細かく観察すると骨格に違いが見えてきます。コリーは鼻筋であるマズルが非常に長く、全体的にシュッとしたシャープで気品のある顔立ちをしています。目の位置もシェルティに比べると少し離れており、より高貴で落ち着いた表情に見えるのが特徴的です。
これに対してシェルティは、コリーに比べるとマズルが少し短く、全体的に丸みを帯びた幼い顔立ちをしています。目が顔の中央に寄っているように見えることもあり、大人になっても可愛らしい子犬のような愛嬌を感じさせる表情をしています。上品な貴婦人のようなコリーと、元気いっぱいの子供のようなシェルティ、そんなイメージで顔を見比べてみると、その違いがより鮮明に伝わってきます。


毛色の種類と被毛の質感の違いとは
どちらもダブルコートという厚い毛に覆われており、ふわふわの被毛が魅力ですが、認められている毛色のバリエーションには少し違いがあります。シェルティはセーブル、トライカラー、ブルーマール、ブラックホワイト、ブラックタンなど、実は非常にカラーバリエーションが豊富です。コリーも似たような毛色を持ちますが、一般的にはセーブルの印象が強く、シェルティほど細かな色の組み合わせは多くありません。
また、被毛の質感についても少しだけ違いが感じられます。コリーの毛は非常に細くて柔らかく、まさにシルクのような手触りですが、シェルティはもう少しコシがあり、密集したような弾力のある毛質をしています。ブラッシングの大変さはどちらも同じくらいですが、色の出方や質感の細かな違いを知ることで、それぞれの犬種が持つ美しさをより深く理解できるようになります。
牧羊犬としてのルーツからくる骨格の差
どちらの犬種ももともとは牧羊犬として活躍していた歴史があります。コリーはスコットランドの広い草原で羊を追いかけるために、ゆったりとした優雅な歩様と力強い骨格を手に入れました。そのため、体のラインが非常に滑らかで、走っている姿には独特の重厚感と美しさがあります。
一方のシェルティは、厳しい環境のシェットランド諸島で、小さな家畜を守るために小型化していったという背景があります。そのため、骨格もコリーに比べると細く、機敏にちょこまかと動き回るのに適した体つきをしています。広い大地を駆けるコリーと、険しい土地を器用に走り回るシェルティ。ルーツを知ることで、なぜ今の大きさや形になったのかという理由がわかり、より愛着が湧いてきますよね。
シェルティとコリーの違いで知っておきたい性格と飼いやすさ

- 性格は穏やか派と活発派に分かれる
- 鳴き声の大きさと近隣への配慮について
- 日々の運動量と散歩に必要な時間の違い
- 寿命や注意したい遺伝性疾患の比較
- ペットショップやブリーダーでの値段の相場
性格は穏やか派と活発派に分かれる
性格の違いについても、飼う前にしっかり知っておきたいポイントです。コリーは非常におっとりとしていて、辛抱強く穏やかな性格をしている子が多いです。無駄に騒ぐことも少なく、家の中では静かに過ごすことを好む傾向にあります。大型犬らしい包容力があり、家族に対しては非常に深い愛情を注いでくれる優しいパートナーになってくれます。
それに対してシェルティは、非常に感受性が豊かで活発、そして警戒心が強い一面を持っています。飼い主さんの指示に従うのが大好きで、トレーニングの飲み込みも驚くほど早いですが、その分周りの音や変化に敏感に反応します。明るく家族を盛り上げてくれるムードメーカー的な存在ですが、コリーの落ち着きとは対照的な、弾けるようなエネルギーを持っているのがシェルティの魅力と言えるでしょう。
鳴き声の大きさと近隣への配慮について
牧羊犬としての本能から、どちらも吠えるという行為自体は得意な犬種です。しかし、その質には違いがあります。シェルティは体の割に声が非常に高く、通る声をしています。警戒心が強いため、インターホンの音や外の気配に対してしっかりと吠えて知らせようとする傾向があります。集合住宅で飼う場合は、子犬の頃からのしっかりとしたしつけが欠かせません。
コリーはシェルティほど頻繁に吠え立てることは少ないですが、体が大きいため一度吠えると声にかなりの迫力があります。低く響くような声なので、遠くまで届きやすいのが特徴です。どちらの犬種も吠える理由がはっきりしていることが多いので、なぜ吠えているのかを理解し、適切に対処してあげることが大切です。静かな環境を好むのであれば、この鳴き声の特性は事前に考慮すべき重要な要素となります。
日々の運動量と散歩に必要な時間の違い
どちらも活発な犬種ですので、毎日の散歩は欠かせません。コリーは大型犬ですので、1回1時間程度の散歩を1日2回行うのが理想的です。体力があるため、ただ歩くだけでなく、たまに広い場所で自由に走らせてあげるとストレス解消になります。ゆったりとしたペースで長く歩くのがコリーには向いています。
シェルティは体が小さいからといって運動量が少なくて済むわけではありません。むしろエネルギーの密度が高く、ドッグランなどで全力疾走したり、フリスビーなどのアジリティを楽しんだりすることを好みます。散歩の時間は1回30分から40分程度で十分ですが、頭を使う遊びを取り入れるなど、運動の質を工夫してあげると非常に喜びます。どちらも運動不足はストレスに直結するため、しっかり時間を確保してあげましょう。
寿命や注意したい遺伝性疾患の比較
寿命については、一般的に小型・中型犬であるシェルティの方が長く、12歳から15歳くらいまで生きる子が多いです。コリーは大型犬としては比較的長生きな方ですが、10歳から12歳程度が目安となります。もちろん個体差はありますが、シェルティの方が少しだけ長く一緒にいられる可能性が高いと言えます。
健康面で注意したいのは、両犬種ともに見られる目の疾患であるコリー眼異常や、薬物に対する過敏反応を引き起こす遺伝子変異です。特に特定のフィラリア予防薬などに対して強い反応を示すことがあるため、獣医さんと相談しながらケアを進める必要があります。また、シェルティは甲状腺の病気、コリーは股関節形成不全など、サイズ特有の注意点もあります。定期的な健康診断を受け、早期発見に努めることが長生きの秘訣です。
ペットショップやブリーダーでの値段の相場
最後に、お迎えする際の値段についても触れておきましょう。シェルティは日本国内でも非常に人気が高いため、ペットショップで見かける機会も多く、相場は20万円から40万円程度になることが多いです。毛色や血統、性別によっても価格は変動しますが、比較的手が届きやすい価格帯で安定しています。
コリーについては、現在日本での飼育頭数がシェルティに比べると少ないため、ペットショップで出会えることは稀です。多くの場合、専門のブリーダーさんを探してお迎えすることになります。相場は30万円から50万円程度と、希少性も相まってシェルティより高めになる傾向があります。どちらを選ぶにしても、値段だけでなく、信頼できるブリーダーさんから健康な子を迎えることが何よりも大切です。
総括:シェルティとコリーの違いを知って最高のパートナーを見つけよう

シェルティとコリーの違いについて、ここまで詳しく見てきましたがいかがでしたでしょうか。 見た目はそっくりな2頭ですが、その中身にはそれぞれの長い歴史と、独自の素晴らしい個性がぎゅっと詰まっていることがお分かりいただけたかと思います。
大きい方がコリーで小さい方がシェルティ、という単純な見分け方だけでなく、彼らの性格や運動量、健康面の違いまで理解した上で接してみると、より深く彼らの魅力を感じられるはずです。 どちらの犬種も、一度心を通わせればこれ以上ないほど忠実で、家族を愛してくれる素晴らしいパートナーになります。
あなたのライフスタイルや、理想とする愛犬との過ごし方に合っているのはどちらでしたか。 この記事が、あなたがシェルティやコリーとの幸せな生活を始めるための一助になれば、これほど嬉しいことはありません。
この記事のまとめ
- シェルティは10キロ前後の中型犬でコリーは20キロから30キロの大型犬
- コリーはマズルが長く上品な顔立ちでシェルティは少し短く愛らしい顔立ち
- 性格はコリーが穏やかで落ち着いておりシェルティは活発で警戒心が強い
- 寿命はシェルティが12歳から15歳と長くコリーは10歳から12歳程度
- 運動量はどちらも多いがシェルティは機敏な遊びを好みコリーは長距離の散歩を好む
- 値段はコリーの方が希少性が高く高価になる傾向がある
- 鳴き声はシェルティの方が高く頻度も多めでコリーは低く響く声をしている
最後に、シェルティもコリーも美しい被毛を保つために毎日のブラッシングが欠かせない犬種です。 そのお手入れの時間すらも、愛犬との大切なコミュニケーションのひとときになります。 これから始まる、ふわふわで温かな毛並みに包まれた幸せな毎日を、ぜひ存分に楽しんでくださいね。

