愛犬と暮らしていると、ふと「小型犬の年齢は人間換算で何歳になるんだろう?」と疑問に思ったことはありませんか?
一般的には犬は1年で人間の7倍歳をとると言われています。しかし、犬の年齢と人間の年齢は単純に7倍で換算することはできません。小型犬は成犬になるまで人間よりも早く成長し、その後は比較的ゆっくりと歳を重ねていきます。
そこで、この記事では小型犬の年齢を人間換算する方法を詳しく解説します。
愛犬との暮らしをより充実したものにするために、ぜひ参考にしてください。
この記事でわかること
- 小型犬の年齢の計算方法
- 小型犬の年齢別の体の変化
- 小型犬の年齢に合わせた付き合い方
小型犬の年齢を人間に換算すると何歳?
ここでは、小型犬の年齢を人間の年齢に換算する方法を詳しく解説します。一目で見分けられる換算表と、より詳細な計算式を紹介しているので、愛犬の年齢を正確に把握することができます。
ぜひ参考にしてみてください!
・小型犬の年齢換算式
・小型犬の年齢早見表
・小型犬と大型犬の違い
小型犬の年齢換算式
小型犬の最初の2年で24歳、3年目からは1年に4歳ずつ年を取ると言われています。
具体的には、小型犬の年齢を人間年齢に換算するには、以下の式を用います。
人間換算した年齢 = 24 + (小型犬の年齢 – 2) x 4
- 小型犬の年齢が1歳の時は、人間換算の年齢を15歳とします。
- 小型犬の年齢が2歳以上の場合は、上記の式を用いて計算します。
例
- 小型犬が3歳の場合:
- 24 + (3 – 2) x 4 = 28歳
- 小型犬が5歳の場合:
- 24 + (5 – 2) x 4 = 36歳
この式はあくまで目安であり、個体差があります。小型犬の種類や体格、飼育環境によっても成長速度は異なるので、参考程度にご利用ください。
小型犬の年齢早見表
小型犬は成長が早く、人間とは異なる速度で年齢を重ねます。愛犬が人間換算で何歳くらいなのか、以下の早見表を参考に確認してみましょう。
出典:環境省「飼い主のためのペットフード・ガイドライン」
https://www.env.go.jp/nature/dobutsu/aigo/2_data/pamph/petfood_guide_1808/pdf/full.pdf
小型犬と大型犬の違い
成長速度
小型犬と大型犬では、成長速度や寿命が大きく異なるため、年齢の捉え方にも違いがあります。
小型犬は大型犬よりも早く成長し、成犬に達します。一般的に、小型犬は生後1年で人間の15歳程度、大型犬は生後1年で人間の12歳程度に相当します。その後、小型犬は毎年4歳ずつ、大型犬は毎年7歳ずつ歳を重ねると考えられています。
寿命
小型犬は大型犬よりも長生きする傾向があります。小型犬の平均寿命は約14歳、大型犬は約13歳です。これは、小型犬の方が大型犬よりも病気や怪我のリスクが低いことなどが理由と考えられています。
出典:一般社団法人ペットフード協会「令和5年(2023年)全国犬猫飼育実態調査」
年齢の捉え方
小型犬と大型犬では、同じ年齢であっても、身体的な成熟度や体力、精神的な状態などが大きく異なる場合があります。そのため、愛犬の年齢だけでなく、個々の状態に合わせて適切なケアをすることが重要です。
小型犬の年齢を人間換算したうえでの愛犬との付き合い方をライフステージ別に解説!
愛犬との暮らしは、喜びと癒しを与えてくれます。しかし、小型犬は人間に比べて成長が早く、人間換算するとあっという間に年齢を重ねていきます。愛犬との時間をより充実したものにするためには、年齢に合わせた付き合い方が大切です。
ここでは、小型犬の年齢別の特徴や、それぞれの年齢で注意すべき点について解説します。愛犬との生活をより充実したものにするために、ぜひ参考にしてください。
哺乳期・離乳期(生後0~2ヶ月)
人間換算:0~1歳
この時期は母犬のミルクで育ち、人間換算では乳幼児期にあたります。体温調節が難しく、感染症にもかかりやすいので、暖かい環境を保ち、衛生面に気を配りましょう。
食事: 母乳が主食ですが、離乳食の準備を始めましょう。子犬用のミルクやフードを与え、徐々に量を増やしていきます。
運動: まだ体が発達していないので、激しい運動は控えましょう。室内で軽く遊んだり、抱っこして散歩する程度にとどめましょう。
コミュニケーション: 母犬から離れて不安を感じている子犬も多いので、優しく声をかけたり、撫でたりして安心感を与えましょう。
成長期(生後2ヶ月~1歳)
人間換算:1~15歳
活発に動き回り、遊びを通して学ぶ時期です。社会化期も含まれるため、人や他の犬との交流を積極的にさせましょう。運動量も増えてくるので、散歩やドッグランなどで思いっきり走り回らせてあげましょう。
食事: 成長期は栄養バランスの良い食事を与え、骨や筋肉の発育を促しましょう。子犬用のフードを与え、適切な量を与えましょう。
運動: 散歩やドッグランで思いっきり走り回らせましょう。ボール遊びや引っ張り合いなど、様々な遊びを取り入れ、運動不足を防ぎましょう。
トレーニング: 社会化期であるこの頃は、基本的なトレーニングを始めましょう。トイレの場所、名前の呼びかけ、お座り、伏せなどのコマンドを教えます。
コミュニケーション: 一緒に遊ぶ時間を増やし、愛犬との信頼関係を築きましょう。名前を呼んで褒めたり、撫でたりして、愛情を伝えましょう。
成犬期(1~7歳)
人間換算:15~44歳
体格も性格も完成し、一番活動的な時期です。運動や遊びはもちろん、トレーニングも積極的に行いましょう。成犬期は、愛犬との絆を深める絶好の機会です。
食事: 成犬用のフードを与え、体重管理に気を配りましょう。愛犬の体型に合わせて、フードの量や種類を調整しましょう。
運動: 毎日散歩に連れて行き、適度な運動をさせましょう。成犬期は体力もピークなので、長時間散歩やドッグランでの運動もおすすめです。
トレーニング: 成犬期は集中力も高いため、より高度なトレーニングに挑戦しましょう。アジリティやディスクドッグなど、愛犬の興味に合わせて様々なトレーニングを試してみましょう。
コミュニケーション: 成犬期は愛犬とのコミュニケーションが最も重要です。一緒に遊び、話しかけ、愛情を伝えましょう。
中高齢期(7~12歳)
人間換算:44~64歳
体力や感覚が衰え始め、病気も増えてくる時期です。散歩や運動量を調整し、健康管理に気を配りましょう。今までのように長時間遊べなくても、一緒にゆっくり過ごす時間を大切にしましょう。
食事: 高齢犬用のフードを与え、消化しやすい食事を心がけましょう。必要に応じて、サプリメントを与えるのも良いでしょう。
運動: 無理のない範囲で運動を続けましょう。短距離の散歩や室内での運動を取り入れ、体力維持に努めましょう。
コミュニケーション: 愛犬のペースに合わせ、一緒にゆっくり過ごしましょう。マッサージや撫でるなど、リラックスできるコミュニケーションを心がけましょう。
健康管理: 定期的に獣医師に検診を受け、健康状態をチェックしましょう。病気の早期発見・早期治療に努めましょう。
高齢期(12歳~)
人間換算:64歳~
寝ている時間が増え、食欲も落ちてくる時期です。無理強いせず、愛犬のペースに合わせましょう。体調の変化に注意し、定期的に獣医師に診てもらいましょう。
食事: 高齢犬用のフードを与え、必要に応じて介護食も取り入れましょう。少量の食事をこまめに与えるのがおすすめです。
運動: 無理のない範囲で、できる範囲の運動をさせましょう。室内での軽い運動や、マッサージなどを取り入れ、血行促進に役立てましょう。
コミュニケーション: 愛犬のそばに寄り添い、優しく声をかけたり、撫でたりして愛情を伝えましょう。一緒にゆっくり過ごす時間を大切にしましょう。
介護: 必要に応じて、介護用品や介護サービスを利用しましょう。愛犬が快適に過ごせるように、環境を整えてあげましょう。
総括:小型犬の年齢を人間に置き換えてライフステージに合った付き合い方を!
以下に今回の記事の要点をまとめました。
- 小型犬の年齢を人間換算する際、犬の成長速度や年齢別の特徴を考慮する必要がある。
- 小型犬の年齢計算方法として、最初の2年で24歳とし、それ以降は1年に4歳ずつという換算式が一般的に用いられている。
「計算式:人間換算年齢 = 24 + (小型犬の年齢 – 2) x 4」 - 小型犬と大型犬の成長速度や寿命には差があり、小型犬は早く成犬になり、寿命も大型犬よりも長い傾向がある。
- 小型犬の年齢別のライフステージに合わせて、適切な食事や運動、ケアを行うことが重要である。
- 小型犬のライフステージに合わせた付き合い方や注意すべき点が示される。
・哺乳期・離乳期(生後0~2ヶ月):人間換算0~1歳。暖かい環境と衛生面の配慮が必要。
・成長期(生後2ヶ月~1歳):人間換算1~15歳。遊びを通して学び、社会化する時期。
・成犬期(1~7歳):人間換算15~44歳。絆を深める絶好の時期で、運動やトレーニングを積極的に行う。
・中高齢期(7~12歳):人間換算44~64歳。体力や感覚が衰え始め、健康管理が重要。
・高齢期(12歳~):人間換算64歳~。体調の変化に注意し、無理せず愛犬と共に過ごす。
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